パチプロ放浪記(不動 忠)/一覧

loyalについて

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2008年03月28日(Fri)▲ページの先頭へ
本物のパチプロは存在するか


私は、よくパチンコ関係のサイト(主にブログ)についてネットサーヒンしています。

そこで気づくのは、まず、若者の記事が圧倒的多いということです。
記事の投稿者は若者で溢れています。
それら掲示板やコメントなどを少し紹介してみます(すべて抜粋です)。

「○パチンコで稼ぐのは簡単なものさ!月50万円は軽いですよ!
○確実に稼いでます。パチプロから見れば、負ける人は勉強不足なんだな。
○パチンコで借金している人がいると聞きますがバカですよ。
○パチプロなんか遊びで稼げるのでやめられません。
○パチンコでトータル収支がマイナスなんて信じられない!
○パチプロは儲かって笑いが止まりマセン!
○パチンコで稼げないのはバカで貧乏人!」
等々です。

言葉つきで若者とすぐ分かります。
家族を養うという重い義務を背負った人の発言でないとは一目瞭然です。
つまり、私から言わせて貰えば、みんな自称パチプロであり、本物のパチプロの発言は1人もありません。
(尚、このような記事の投稿者が若者なのはブログなとの世代が若者に限られていると反論されるかもしれませんが、「各ブログサービスのブログ広場など」でのブログの記事の投稿者は、各世代いろんな人がいます。ブログは決して若者の独占物ではありません。
また、パチンコをしているのは若者だけではありません、今のパチンコは老若男女すべての人が混在で遊戯しています)

私はネットサーヒンをしていて、『一家の主人として、パチンコの稼ぎで、家を建て、家族を持ち、子供を教育(特に大学などへ)している』と推察される人のページを探しているのですが、なかなか出くわしたことがありません。

逆算して推定すれば、このような一家の主人としての立場のパチプロの存在がいかに少ないかが容易に想像できます。
つまり、俺はパチプロだと粋がって主張しているのは独身の若者、或いは奥さんの稼ぎで飯を食っている若者だということに気づくのです。



たとえ、僅か数年パチンコで勝っていたとしても責任ある世代に至れば、その稼ぎの少なさにやがて気づく時がやってきます。
若い時は賃貸住宅でも過ごせますが、子どもが出来てくるとやがてマイホームが欲しくなります。マイホームを購入するには数千万円が必要です。
子供が出来、高校・大学と進学するときを迎えれば、その教育資金は数千万円というお金が必要になります。

自称パチプロのみなさんはこれを用意できる自身ありますか。
私は、30数年もパチプロ一筋にやってきたので、ネット上だけでなく、実際のパチンコ店の現場でいろんな人に出会ってきましたが貯金など皆無だという人達が殆どでした。
中には持っている人もいましたが、この貯金を持っていても2〜300万円が限度でした。
パチプロをやってまだ年月を経てないというのなら貯める期間が短いので理解できますが、パチプロ歴5年以上の人がこの有り様です。
(現実には、パチプロ歴が少ない人の方が貯金は多いのです。他の職業で貯めたお金があるからです。それをこの世界に飛び込んで徐々に減らし、やがて無くなり、行き詰まりこの世界から退出するか、ホームレスになってしまいます)。

一家の主人として責任ある立場に至れば
普通のサラリーマンの人なら普通になし遂げている「@家を建て、A家族を持ち、B子供を教育し、C老後資金を貯める」(@〜Cの1つの達成に3〜4千万円以上必要です)の達成に迫られます。
とすると、パチプロ歴5年以上なら少なくも生活費の他に貯金が1000万円以上あって当然です。10年以上なら数千万円あるべきです。
ところが、こんな人のブログ記事を見たこともないし、私の現場であるパチンコ店でもお目にかかったとはまずありません。
これを実現できて本物のパチプロだと私は思っています。

なにも大金持ちを目標にしているのではありません。普通のサラリーマンの人なら普通に実現している「日本国民中で庶民と呼ばれる階層のささやかな暮らし」の実現なのです。
ただ、サラリーマンの人は、給与システムから現実に何千万円という現金を一生目にすることなくこれらを実現できるのです(これがサラリーマンの凄いところです。サラリーマンの人はこの凄さの自覚はあまり無いのですが我々パチプロから見れば羨ましい限りです)。

ところがパチンカーは収入の現金すべてを目にすることができるのです。だから、何千万円という貯金が必要なのです。
パチンカーの数千万円という貯金はたいした金額ではありません。上記した@〜Cの1つの達成ができるか否かといった程度の金額なのです。
この程度の意味しかなさない金額ですが、この金額を貯金しているパチンカーを、あなたは見たこと聞いたことありますか、おそらく皆無だとおもいます。
パチプロとして物凄い稼ぎを達成していても、普通のサラリーマン並の生活を得るのは容易ではありません。



私は別のブログで、あまり近所付き合いのないアパート暮らしではなく、「家を持ち、子供を持ち教育し、近所付き合いをし、地域活動や、地域住民として役員などをし、……」といったいわゆる、普通の社会生活の現場での中でのパチプロがいかに惨めかを紹介しました。
すると、他の「パチンコ必勝法関係の記事」ではメールやらコメントなどの反響がどの記事でも多数寄せられたのに、この記事の反響はゼロでした。
つまり、自称パチプロは世に溢れていても、このような地域住民との付き合いをする普通の社会生活をしているパチプロはいないのです。

結婚もし、子供もできるとパチンコでの僅かな稼ぎではとても一家を養えず、自称パチプロであっても足を洗い正業に付くからです。だから、自称パチプロの人の大半は、このような通常の社会生活を経験をするところまで至たらずパチンコ界から消えるのです。
パチンコ界に残るのは、一生を独身で通すか、奥さんの稼ぎで食べている人などです。
生活は貧しく一生賃貸住宅住まいで、サラ金との付き合いも途切れることがありません。

私の友人や親戚の中には、大きなニュータウンで生活している人達もいます。
その中では地域住民の交流も活発で、どの家庭でも一家の主人の職業はみんな把握しているそうです。
嘘を付いても地域活動の中で或いは園児の見学会なんかですぐばれるそうです。
これらのニュータウン生活者で一家の主人の職業がパチプロなんて人は1人もいないそうです。
だから、私が経験した社会的蔑視の経験のブログには何の反応も無かったのです。



以上でいかに普通の社会生活を営んでいるパチプロがこの世の中にいないことが分かっていただけたと思います。

今、この国は政治が悪いせいで大変な格差社会になってしまいました。年収200万円以下の人が何千万人といます。
生活費の不足分をと思ってついパチンコに手をだした途端パチンコに嵌まってしまい、やがてパチプロの道を歩む若者が後を絶ちません。
冒頭に掲示板やコメントの発言を載せましたが、これらが虚飾された言葉と若者は気づきません。
こんな言葉が載せられる限り、当初は赤字でも頑張ればやがてプロになれると信じているのです。

やがて貯金も無くなり、気づいたときは30歳前後に達していることでしょう。
気づいた時には「今更就職しても出世は望めない」との考えがよぎり、一段と就職する気がなくなっています(実際は30歳前後では全然遅くはなく、立派にサラリーマン人生を送れます)。
若者のみなさん、道を間違えないよう、もし、間違えてこの道に入っている人は、今からでも決して遅くはありません。勇気を持って就職活動をしましょう。

パチンコは正業のサラリーマン生活をやりながら余暇として楽しむのが一番です。





2008年02月28日(Thu)▲ページの先頭へ
なぜ人はパチンコを止められないか


パチンコはなぜ、かくも多数の人を引きつけるのでしょうか。
原因はいろいろあると思われますが、今日は「誰でも簡単に勝てそうに思えるパチンコの特質」の面から探ってみます。

パチンコは全体的には負けるに決まっているゲームです。
いつも言っていることですが、パチンコ店を経営するには、土地・建物代、設備代、人件費……等々多額の経費がかかります。
従って、1日の売り上げの中から、これらの経費負担分、それに店側の利益を控除したものしか再配分できないのです。
この還元率は約80%と言われています(店によって経営状態により、大きく変動します。詳しくは前々回の搾取率を参照して下さい)

したがって、ある回では勝てることがあっても何十回〜何百回もやっていけば平均の法則でトータルでは負けるのが当たり前なのです。
これを1日単位の「店とお客」とでみれば、店は常に勝ち、お客側全体では常に負けているのです。
その日に来店したお客で勝って帰れるのは約20〜30%と言われています。

こんなに勝つことが難しいゲームなのに何故多くの人が毎日毎日通うのでしょうか。
いい加減に勝てないゲームだということに気づいてもよさそうですが、現実には気づかないので盛況を極めているのです。

実に不思議な世界です。
そこには、大きなマジックか罠があるからに違いありません。
そこで、今日は、この巧妙に仕掛けられた罠が何かを探求していきましょう。



⑴ その罠の1つは、誰でもたまには大勝ちすることです
昔の手打ちの時代と違って、今のパチンコ台は、初心者でも女性でも、何回もやっているとその内1回は「打ち始めるとすぐかかり、その後は連チャンの嵐で、出るわ、出るわ、の夢のような大勝ち」を経験することができます。頭はもう興奮で一杯です。
ただし、何十回に1回といった割合での出来事です。
そして、この夢のような大勝の興奮は、多分その人にとって生まれて初めての経験なので、脳に深く刻み込まれてしまいます。

普通の人にとって、ギャンブルで大勝ちできるのはパチンコ位なものです。
初心者・女性であっても、1カ月も通いつめれば、ほぼ全員が経験できることなのです。
他のギャンブルでは、普通の人は一生大勝ちなど経験できません(競輪・競馬などで大穴を射止めるのはごく小数の人に限られます)

この「脳に深く刻み込まれた勝利の興奮」の効果は絶大です。
その後の少々の連敗も、負けがこんでも、その都度頭に浮かんできて、「いや、あの大勝ちさえ手にすれば、すぐ挽回だ」と精神的な援護射撃をしてくれるのです。
そう、負け時の気落ちした心を常に勇気づけてくれる貴重な宝なのです。
全く罪づくりな事をしてくれるものです。
だから、この夢が頭に浮かぶ限り、負けても負けてもパチンコは止められないのです。



⑵ もう一つの罠は、その日負けても「自分にも充分勝つチャンスはあった」と常に思わされることです。少し、例をあげてみましょう。

@ 今爆発している台は、今日の朝方自分が打っていた台ではないか、あの台を3〜5000円で止めずに、3〜5万円も投じていれば、あの爆発台(10万円以上出る)を手にすることができたんだ!
自分が勝つチャンスはあったのに失敗した!と思うのです。

A ある台を1〜3万円も打っていて、どうしも出そうにないので、他の台に替わった途端、元の台を他人にかけられ、しかも連チャンの連続です。
くそー、あともう少し自分が打ってさえいれば、あの連チャンは自分のものだったんだ!
自分が勝つチャンスは充分あったのだ!しかし、僅かな手違いで失敗した!と思うのです。

B 一時は、連チャンの連続で9箱以上出した時、欲を出してもう少し、もう少しを打っているうちに段々と減っていき3〜4箱になってしまった(ここで交換すると投入資金を考えるとトントンだ!でも俺の目標はこんな為に来たのではない、勝ちに来たのだ!え〜いギャンブルだ。やっちまえと決断し)続けて打って全部流してしまうことは誰にもあることです。

あの頂点の時止めておけば、自分は確実に○万円勝っていたんだ。現実に勝利を摑んでいたのだ!それを判断ミスで無くしただけだ!と思うのです。判断ミスさえなければ勝てたんだ(勝っていたのだ!)と思うのです。

C 優秀台と予測し、全く掛からないのに、いや、これは今日出る台だ、と心に決め込んでもう少し、もう少しと注ぎ込んでもう2〜3万円も投入してしまった。
ここで止めて、Aのように後を掛けられたら目も当てられないから、更にもう少し、もう少しとつぎ込んで5〜7万円もつぎ込んでしまった。
こうなると、ああ、あの最初のころの2〜3万円負けた時点で止めていれば、今から思えばたいした負けではなかった。
ああ、避けることができたのに失敗してしまった!と思うのです。
(尚、このような時は、この後も引き続きAが頭に浮かび、10〜15万円もつぎ込むという信じられないドツボに嵌まってしまうのです)。



これら@〜C(ほんの一例にすぎません)の失敗は、『あの時、ほんの少し、考えを変えていれば、自分は大きく勝っていた或いは大負けしてなかった』と思うのです。

ここが重要なポイントです。
『大勝ちは、自分のような者には、手の届かないプロの世界のものだ』なんて、決して思わせないようになっているのです。
チョットした手違いで負けたのであり、その手違いさえなければ勝てたんだ、自分は勝てる実力はあるんだ!」と思ってしまうのです。

それに加えて、チョットしたミスでその大勝ちを他人に取られてしまった悔しさが、人間の射幸心に火をつけ、明日こそは挽回してやると再度の挑戦を決意させることになるのです。



⑴も⑵(@〜C)も、すべてが、パチンコに仕組まれたシステムであり、決して偶然にこのようなことが起こっているのではないのです。

もし、あの時あーしていれば勝てたなんて思っても、それはその時の必然だったのです。
避けようが無かったのです。

「あーしていれば勝てたものをチョットした手違いで失敗した」という経験は、たまに起こるミスではありません。
パチンコを打っている間は、誰もが、朝開店から夜閉店まで、常に間断なく経験するものなのです。

もし、これらの「ああしていれば〜」が、時間を逆行させて避けることができるなら、パチンコで負ける人なんか、この世にいなくなります(そしたら、パチンコ店は忽ち倒産してしまい、世の中にパチンコ店なんか一軒も無くなってしまいます)。

すべてが、よ〜く計算されて造られたパチンコ台制作者の意図どおりの現象が現れているのです。
皆さんは、その制作者の意図の手のひらの上で、もがいているだけなのです(お釈迦様の手の上の孫悟空のように)。





2008年02月08日(Fri)▲ページの先頭へ
更に巨額を負ける人々


前回のブログ「パチンコで大負けする人々」で、主にお年寄りが、1千万円以上損していると紹介しましたが、実は、パチンコ界には、この人達以上に、もっと大損している人が大勢いることに気付づいているでしょうか。

誰だと思いますか。
私がパチンコ人生を30数年もやってきて、一番憂いているのは、この点なのです。
私がこののブログ「パチプロ放浪記」の公開を決意したのは、実にこの点が原因なのです。
このブログは、決してパチプロ養成講座ではありません。

このブログでは、パチプロの実態を知って貰って、若い人がパチプロなんか目指すことのないようにしてもらう、を目的にしています。
更には、パチンコの正しい攻略法(楽してガバガバ稼げる方法など無い)を公開することによって、偽攻略法商売に騙されることのないように願っています。

私がもっとも憂いている人々とは、何十万人といる、「パチプロ予備軍、自称パチプロ……」の人々の存在です。



この人達に言いたいのです。
@世の中には、自称「パチプロ」は一杯います。どこのパチンコ店にいっても、溢れるほどいます。
でも彼らのほとんどは稼ぎもなく、親の仕送りの学生とか、奥さんの稼ぎで生活してる無職の人達なのです。

全く「パチプロ」がいない、とは言いません。かく言う私自身がパチプロなのです。
しかしながら、「割のあわないパチプロ人生」でも述べましたが、私の30数年のパチプロ人生で、私のように、パチプロで、曲がりなりにも「普通のサラリーマンが達成している『人生の4大事業である@家族を養う、A家を建てる、B子供を教育する、C老後資金を貯める、を達成している人に出会ったのは僅か数人です(この内の1つの達成に3〜4千万円以上かかります)。
だから、万に一つにもパチプロにはなれはしないのです(なれるとしたら、何十万に一つでしょう)。

A攻略法(大抵は本にして販売)は、パチンコ雑誌に多数、広告に載っています。
数千円から30万円もします。
しかし、この値段のことを問題視しているのではありません。
こんなものに騙されたって僅か数十万円のことです(決して少額ではありませんが、後に述べますが、パチプロを目指して何千万円〜数億損することに比べたら、僅かと言っているのです)。
問題なのは、それらの広告文には、何百万円とか何千万円、中には億円を、稼いだなどと、写真付きで掲載されています。
これを見て「パチプロとはこんなに凄いのか」と感嘆する人が現れるのです。
そうすると、「道は険しいだろう(誰でもこの程度のことは考える)がそれだけ稼げるなら挑戦してみるか」と考える人が必ず出てきます。
ここに重大な間違いがあるのです。
道は険しいのではなく、ほとんど無いのです。そして、もし何十万に1つで、パチプロになっても、こんなに稼げないのです。

以上2つの面から(私の2つのブログでは)「パチプロなんか目指してほしくはない」と警鐘を発しているのです。



それでもパチプロを目指すとその損害はどの位になるのでしょうか。
自覚はしてはいないでしょうが、このパチプロを目指す何十万人という人達は、上記した「お年寄りの1〜2000万円の損」なんか比較にならないほどの巨額の損をしていきます(長年パチプロをやって来た人は、既に損した人達です)。

サラリーマンの生涯賃金は1億5000万円〜2億円と言われています。これに比べてこれらの人達は一体いくら損していくのでしょう。3つのタイプに分けて見ていきましょう。

@先ず、「割のあわないパチプロ人生」で紹介したパチプロとしては数少ない成功者から見ていきましょう
彼は、生涯をかけてのパチンコとの戦いの戦果(結果)が、結婚もできず、家もなく、唯一の財産が2000万円の現金(預金)です。
すると、それまでの生活費を考慮しても、普通のサラリーマンの人と比べて、実に「1億円以上」の損害を出している勘定になります。
パチプロとしては数少ない成功者ですら、こんなに損しています。

A次に、それ以外の人を見て見ましょう。
これら多くのパチプロ予備軍の人はパチプロでは稼ぎは僅かで、無しに等しく、奥さんの稼ぎに依存して一生を過ごしていきます。
その損害は、サラリーマンの生涯賃金の「1億5000万円」に近い金額になるでしょう。
この人達は、勝ったり、負けたりで、1000万円の貯金など夢のまた夢なのです。
どこのパチンコ店に行っても自称パチプロは大勢いますが、数百万円の貯金すら持っている人はほとんど皆無です。
だから、彼らが生涯パチンコで稼ぐ金額など、しれたものなのです。

Bでも私は、以上の人達より更に損する人たちを沢山知っています。
上記の人達は、奥さんの稼ぎで食べていても、
パチンコで僅かな稼ぎ位はあるので、生活費は奥さんに依存していてもそれ以上の負担は掛けていません。

しかし、世の中には、自称パチプロであっても、パチンコで時には勝つ月があっても年間の、トータルでは負け続けている人達も大勢います。
私は、これまで、こんな人達を上記の人達以上に大勢見て来ました。
こんな人達は、生活費は勿論、パチンコの遊興費さえも奥さんの稼ぎに依存しているのです。だから、夫婦生活はとても悲惨なものになります。サラ金には常に世話になるような生活です。

この人達の損害は、サラリーマンの生涯賃金1億5000〜2億円を飛び越して「2億円以上」でしょう。
なんと恐ろしい巨額の損失ではありませんか。



私が今日のこの記事を書こうと思い立ったのは、次の事に出会ったからです。

私は、パチンコ店で、よく、自称パチプロという人達と世間話をします。
その会話の中で、近頃のお年寄りの中には「1000万円以上負けている人」がゾクゾク現れているんだよ、などと話していると、彼らは一様に「なんでそんなに負けるまでパチンコを続けるのだろうね、2〜300万円も負けたら、パチンコは儲からないのは分かりそうなものなのに、馬鹿だな〜」なんて同情の答えが返ってきます。

私はこの言葉を聞いて、ビックリしました。なんと無自覚な発言なのでしょう。同情すべきは、あなた自身なのです。
あなたのこれから発生する損害は、これらお年寄りの損害の比ではなく、その10倍にもなるのですよ、と言いたいのです。

人間というものは、目の前の現金なら数万円損しただけで悔しがります。
ところが、目では見えない、このような損害には案外気が付かないのです(経済学ではこれを機会損失といいます)。
働けば稼げるのに働かないで逃した「機会損失」には、あまり損した自覚がないのです。

しかし人生は一度切りなので「気が付かなかったから、失敗した」では、あまりにも無残です。
パチンコは小遣いの範囲内でレジャーとして楽しみましょう。





2008年01月28日(Mon)▲ページの先頭へ
パチンコで大負けする人々


一昔前までは、ギャンブルで大借金をつくり身上をつぶしたと言っても、それは競馬、競輪、麻雀だったのですが、今は様変わりしていて、8割はパチンコ・パチスロによるのです。
今日は、このパチンコで大負けする人達の変化を考察してみます。

パチンコ店に行くほとんどの人は、勝ちを目指していくのです。しかし、結果はその目的とは裏腹に大半の人は負けてしまいます。
これはパチンコの仕組みが「ゼロサム」ゲームであり、お客から集めた売上金の中から、お店の取り分(20%前後)を差し引いた残りしか、再配分(80%前後)されない、ことによる当然の結末なのです(※ 搾取率については末尾に補足説明あり)。

だから、パチンコは、ある回は勝てても、何回もやればトータルでは負けるのが当然なのです。大多数の人はそうなっています。

それなのに、何故多くの人がパチンコに嵌まってしまうのでしょうか。
それは、今のパチンコ機種では、初心者でもベテランでも、みんな平等に大当たりをひくことができるからです。

パチンコ台が手打ちの時代では、普通の人では大きく勝つ(終了台にすること)ことは、無理でした。まして初心者やお年寄りの人なんかが打っても終了台にさせる姿を見たこともありませんでした。
ところが今では、どんな初心者だって、女性だって、良い台に座れば、プロ顔負けの、大当たりの連続で1日10万円以上を稼ぐことができます。

遊戯(遊び)をしながら簡単に10万円以上も稼げれば、忽ち射幸心の虜になります。
射幸心に満ちあふれた、このような台の出現が、多くのパチンカーを生んだ要因であり、さらには、大負けする人を生んだ最大の原因です。



ところで、今のパチンコで、大負けする人は、一体どのくらい負けていると思いますか。
近年は、なんと驚くことに1000万円以上負けている人がゾクゾク出現しているのです。

私達のように毎日、朝開店から夜閉店まで通い詰め、多くの人と知り合いになると、大負けした人に何人も出会うことができます。
どのお店に行っても何人かは必ずいます。決してごく稀な例外ではありません(たまにレジャーとしてパチンコを打つ人では伝わらないとは思いますが)。

遊戯施設も少ない田舎で、農業などをやって暮らしている人からは、都会で、パチンコで、退職金1000〜2000万円も使ってしまった、なんてことは想像もできないことだと思います。
否、田舎の人に限らず、都会に住んでいてもパチンコなんかに関心のない人なら同様でしょう。
我々パチンカーでさえ、つい十年ほど前までは、パチンコで1000万円以上の大負けする人はあまり聞いたこともなかったのです。

●つい十年ほど前までは、大負けは次のような人達がしていたのです。

サラリーマンをやっていてリストラに遭い、失業保険をもらいながら、職探しをしたけど、なかなか見つからない。
家でブラブラするのは隣近所の手前マズイので、やむなく、パチンコ店という、手っとり早い娯楽場に足が向きました。
今迄、無趣味だった人ほど、一度ギャンブルの味をしめると、忽ちハマリやすいのです。
若いときからギャンブルをやって来た人なら、ギャンブルのこともよく分かっていて、小遣いの範囲内でやるという制御心も働くのですが、こういう無趣味で生きて来た人はそれがなく、嵌まるとズルズルと深入りしてしまうのです。

そして、退職金や失業保険が底をついたって、安易にお金を借りれるサラ金があり、恥ずかしい思いもすることなくATMで簡単に借り出せるのです。
一気に数百万円も借金する羽目になるなら止める決心もつくのですが、毎日少しずつなので、「今度こそ取り戻すぞ、今度こそ……」と勝ちを目指して借金が徐々に膨らむので、止める踏ん切りがつかず、ズルズルと深みに落ちてしまったのです。

ただ、このような人がサラ金地獄に陥ったといっても借金4〜6百万円までの人が多かったのです。



●ところが、今、大負けする人の状況は様変わりしているのです。
今、パチンコで大負けしている人は、お年寄りの人が断然多いのです。
負けた金額も半端な額ではなく、一千万円以上の人がザラにいるのです。

都会では、地域住民の交流は、田舎のように頻繁にはありません。地蔵盆とかお祭りとかの僅かな交流は残っていますが、年に数日程度のことで、日常では常に孤独なのです。
都会に住んでいる団塊世代以上の人達は、とても孤独なのです。連れ合いに先立たれた1人住まいでは尚更です。

日常では、話相手もいなく、とても寂しいので、こういう人が何かのキッカケでパチンコ店を知ると、忽ち嵌まってしまうのです。
こういう人に、少しでも話かけると、とても嬉しそうに話がはずみ、止めようとしません。
誰かと会話をしたくてうずうずしていたのです。
しかも、今のパチンコでは、このような初心者でも容易に、何回に一回かは、プロ顔負けの大当たりの連チャンで1日10万円以上勝てるのです。
この大勝ちを1回でも経験すれば忽ち射幸心に取りつかれてしまうのです。
さらに、この人達は、家もあり(勿論ローン完済)、夫の退職金やそれまでの貯金もあり、生活費としても年金もたっぷりあるのです。
だから万一、退職金などの貯金を全部使い果たしたところで、年金で十分食べていける人が多いのです。

このようなお年寄りは、今までギャンブルなど無縁だった人が多いのです。だから、上記した無趣味のサラリーマン同様に、ギャンブルに対する制御心を持ち合わせていないのです。



パチンコ店という処は、ほとんどの人が負けているにもかかわらず、虚栄心による「俺は勝っている、○万円勝った」等々の声に満ち溢れている場所なのです。
お年寄りはこの声を鵜呑みにして、パチンコが大負けするゲームとは思ってないのです。自分は大敗していても、これは私だけの例外のことだと錯覚し、いずれ多くの人と同じように勝てるようになると信じて打ち続けているのです。
でも、打ち続けても、打ち続けても、決して勝てるようにはなりません。当然です。本当は、ほとんどの人も負けているからです。

このお年寄りの人がパチンコに嵌まると毎日通い詰めます。しかも早朝から夕方か閉店まで打ち続けるのです。
今のパチンコは1日で簡単に10万円以上勝てますが、逆に1日で簡単に10万円以上負けるのです。
負ける月は、とても月100万円以下には納まりません。
だから、数年で退職金1000〜2000万円もいとも簡単に無くしてしまうのです。

つい十年ほど前までは、予想もしなかった現象です。



※ ギャンブルの搾取率(還元率)
ギャンブルはそれを開催する側の運営費とか儲けとかいうものが必要になります。
その率を搾取率と呼べば、その率はギャンブルによって相当な開きがあります。
凡そは、宝クジでは50%、競馬では25%、パチンコは20%(従って還元率は80%)といわれています。
ただし、パチンコのみは、店によって10〜40%と大きく開きがあるのです。また、同じ店でも営業時期によっても大きく変動します。新装開店時は赤字(マイナス10〜20%)もあれば、それの回収時は30〜50%を取ることさえあります。



2008年01月13日(Sun)▲ページの先頭へ
それでも私はパチンコを打つ


このブログでは、「若い人が、私のようにパチンコ界にのめり込んで、貴重な人生を棒に振ることのないように」、との思いを込めて書いています。
パチンコの稼ぎで食って行こうとするなら、それ相当の覚悟はして、この世界に入って来るのでしょうが、その事前の覚悟以上に現実は厳しいものなのです。
このことは、このブログでも、「記事のテーマ」をいろいろ替えて何回も説明してきました。

しかし、パチンコ好きな読者の方より、「不動さんは、普通の人では考えられない30数年もの間パチンコをしてきたというのに、そんなにパチンコを否定されるのですか」と抗議にも似たメールを多数いただいています。

私はこのブログの「パチンコがある幸せ」でも書いたように、パチンコ大好き人間です。しかし、その弊害に陥った人も多数目にしてきています。
そこで今日は、この問題について「私の今日までの歩みと考え方」を紹介してみます。

私は小学生時代からの親友(現在、地方の県ですが十数店のパチンコ経営者)の父親がパチンコ店を経営していたため、毎日学校から帰ると夜遅く迄パチンコを打って遊んでいたのです。
昼間、店が混雑する日は遠慮して、その代わり夜通しスイッチを入れてもらって朝方まで打って遊んでいました。
その為、手打ちの特殊技能(1点目指して流暢に打てる技)を習得していたのです。
この為、パチンコで普通のサラリーマンの人の倍ほどの稼ぎがあり、このことが災いして進路判断を誤らせ、大学卒業時に就職もせず、ズルズルとパチンコを続ける羽目になってしまいました。
途中30歳前頃に誤りに気付いたのですが、もう手遅れ(この当時はこう思っていた)で、やむなく、この道を進んで今日に至っています。
このころは、日常の生活は極端に切り詰め、稼いだお金のほとんどで株式を購入していました。楽しみはこの株式が増えることだけだったのです。



こうした暮らし方の誤りに気付いた最初のキッカケは、好きな彼女ができて、結婚を申し込んだ際に、その親父さんから猛反対をされ、駄目になったことです。
が、こんなことになるのは、パチプロをやっている以上ある程度の覚悟はしていたのです。
私がパチプロをやっていて、本当に後悔したのは、次のことに出くわしたときでした。

私は学生時代は成績はトップクラスでした。
これで自己満足していました。
当時、学校の成績は中程度で、背は低く風采の上らない友人がいました。
一緒に合コンなんかに行っても、女の人は見向きもしないのです。哀れにさえ思ったものです。
後に分かったことですが、彼は、この女性に持てない屈辱をバネにして、もっぱら国家公務員上級試験に向けての猛勉強をしていたのです(だから学校の成績なんか頓着してなかったのです)。

そして彼は卒業時には見事国家公務員上級試験に合格して大蔵省に入省しました。
私はと言えば上記したように、愚かにも収入がよいパチンコを続けていこうとしていたのです。
そして卒業後、彼は東京に行ってしまって、やや疎遠になってしまいました。
同窓会で合うとか、年賀状のやり取り程度になっていましたが、10年近く経過して、結婚式の招待状が届いたのです。

その結婚式に出席して唖然としました。
相手の女性は長身ですらりとしていて、色白の物凄い美人なのです。○○院大学卒の才女です。
しかも聞けば、上流家庭(大邸宅に住み、父・兄弟は大会社の重役や医者)のお嬢さんとのことです。
このときほど我が身の処し方の間違いを思い知らされ、惨めに感じたことはありませんでした。
社会の正道の職業に就くことの重要性を改めて思い知らされました。



しかし、私は今更どうしようもなく、その後10年間ほども、社会的に認知されてないパチプロ人生を悶々と歩んでいました。常になんとかしなければと考えていました。
鉄心の仲間で、店舗を購入して商売に転業する人、資格を取得して事務所開業する人などはいましたが、一商店主・事務所主になるには資金的には問題無かったのですがどうも踏み切れませんでした。なにか大きく飛躍できる事業をしたいと思っていたのです。
その転機は以外なところからやって来ました。
友人が経営している会社(小企業)が借金だらけで倒産の瀬戸際になっているので、経営権の譲渡を条件に援助を懇願してきたのです。

渡りに船というか、即援助を申し出ました。資金は手持ち株の大半を売却しました。
こうして、社会的に認知された企業の社長に就任したのです。
世間から蔑まれることのない職業である「社長」になったのです。
社屋の社長室から、京都市内を眺めたときの満足感は格別のものでした。

しかし、就任してみると、やがて、長年パチンコばかりやってきたせいか、あのヒーバーの興奮が忘れられないのです。
しかも追い打ちをかけるように、この時、次の様な衝撃を受けることがあったのです。



このころ私の従兄弟が癌で死亡しました。歳は59歳でした。
彼は、会社勤め中は、家族だけのことを思い、まじめ一筋にやって来ました。
この間趣味などはほとんど楽しまず、それは定年退職後にと思っていたのです。
楽しみを後延ばし、後延ばしして、まもなく来る定年後には、あれをやろう、これをやろうと夢膨らませていたのです。
望遠付高級カメラ(趣味の写真撮影用)や、キャンピングカー(趣味の旅行用)もなども購入して用意していました。
ところがあと少しで定年だというときになって、癌になり半年ほどの入院生活であっという間にあの世に逝ってしまいました。

入院中は何回も見舞いに行きましたが、あるとき、付き添っていた奥さんがいなく2人きりになったとき、しみじみと私に告白してくれました。
それまでは、彼は、私のパチプロ人生を常に批判し続けていたのです。私のことを不動家一門始まって以来の恥さらしな人間だと言っていたのです。その彼が言うのです。

『今迄、君を悪く言ってきたが、すまなかった。人間には何をやらねばならない、なんてことはないんだと思う。
世間に迷惑をかけず、自分が没頭できることがあるなら、それで生きるのが一番だよ。
私は、世間の道徳みたいなものに縛られて、今まで、よい夫を演じ、やりたいことも総て我慢し、楽しみは総て退職後に残してきた。
しかし、今、失敗だったことに気付いた! とても残念だ!悔しい!悔しい!』
と、ボロボロと涙をこぼしながら、私に訴えるのです……。
それから数週間して彼は、あっけなく、あの世に逝ってしまいました。
葬式後の火葬場で、煙突から彼の煙が空に消えていく光景を見て、人生というものを深く考えさせられました。



そこで、社長就任1カ月ほどで、会社の実質経営は、友人に任せて、自分は大好きなパチンコを続けることにしたのです(ただ以後も、出資金の関係で名目上は社長を続けています)。
若い時なら、ともかくも、どうせ踏み外した人生で、この歳までやって来たのだから、残りの人生は世間体など考えず「自分が本当にやりたいことをやって行こう!」と思ったのです。

おかげで、いまは、昼はパチンコ、時折は社長としての会社の対外的業務を、そして夜は株式投資、深夜はこのブログを造ったりして、自分で納得した充実した日々を送っています。

皆さんは、今を楽しむことを後送りする人生を送っていませんか。
人生は短く、あっと言う間に終わります。
死は突然やってきます。
社会的地位やお金などどんなにあっても、死に直面すれば虚しいものです。





2008年01月05日(Sat)▲ページの先頭へ
割の合わないパチプロ人生


サラリーマンという職業は社会的に認知された職業です。日常生活の場面での扱いも人並みに受けれます。
ところが、パチプロには、そうした人並みの扱いはなく、社会の脱落者として、蔑まれに耐えて生きていかなければなりません。
そこでは「お金を稼ぐこと」が唯一の目的です。
ただ、それしかないのです。

とは言え、「遊んで(パチンコを打つこと)お金を稼ごう」という虫のいい事を考えているので、その目的達成は容易ではありません。
真実を言えば、その目的達成者は、ほとんどいません。

ところが、パチンカーは虚栄心の塊みたいな人が多く、「毎月50〜100万円は稼いでいる」とか、「先月は200万円稼いだ」……などの調子の良い話は一杯耳にします。
しかし、ほとんどはホラなのです。
それが証拠に、普通のサラリーマンの人が達成している人生の4大事業「@家族を養い、A家を建て、B子達を教育し、C老後資金を貯める」の中の一つでも達成している人はほとんど皆無です(この中の1つを達成しようとしても3〜4000万円はかかるのです)。

皆さんも周りの人で、「パチンコで稼いで家(マイホーム)を建てた」なんて話を聞いたことがないでしょう。
ほんの僅かでもいれば、ニュース性があるので、世間に広っている筈ですが、サッパリ聞こえてきません。



普通のサラリーマンなら、上記の4つ全部をごく普通に達成しているというのに、パチプロはその中の1つさえ達成が困難なのです。
私は、パチプロを30数年もやってきて、数知れない多くの自称パチプロを自認する人に出会ってきましたが、すべての達成者を見たのはたったの数人です。
30数年の間に、たったの数人ですよ。

しかもですよ。
たとえ、パチンカーで、この困難な4つの事項を全部達成したところで、その人の生活の場面では普通のサラリーマンのような評価を受けることはありません。
あくまで、パチンカーであり、社会の脱落者の扱いしか受けれません。
私は日常生活のあらゆる場面で嫌と言うほど経験してきました。

こう見ていくと、パチプロという職業?は実に「割の会わない」職業と言わざるをえません。

ですが、こんな割のあわない職業を目指す人が後を絶たないのです。
バブルが弾けて以降、特に多くなりました。
驚くべき現象です。
一体どうしてなのでしょうか。

その原因の多くは、パチンコで稼ぐことがいかに困難かと事実が、上記したパチンカーの虚栄心によるホラで、伝わらないことに起因します。
自分は負けていても、パチンコ店では、連日多くの人がつめかけているし、話をすれば、「勝った、勝った」という調子のいい話ばかりなので、きっとこの中の相当数の人は、勝っているに違いないと想像します。
だから、自分は今は負けているけど、いまに、この人達のように勝てるに違いないと思うのです。



しかし、現実のパチンカーは、1日だけを見ても、お店のお客中勝って帰る人は2〜3割と言われています。
トータルではプラスになっている人は数パーセントと言われています。
なんという厳しい現実なのでしょう。
(これに関しては、このブログの「パチンカーの虚栄心とその罪」に詳しく説明しています)。

以上見てきた如く、
●[経済面]
パチンカーでは、ある1日ではなく、1カ月〜1年という単位では、プラスになっている人は数パーセントという困難さです。
まして、普通のサラリーマンが達成している4つの人生事業の内、1つでも達成している人になると、ほとんどいないのです。
サラリーマン並の4つの事業を達成するには
まさに針の穴に糸を通すような超狭き門なのです。

それに比べて、あまり自覚はないでしょうが、サラリーマンの人の凄さがよくわかります。

●[生活面]
そして、知らねばならないのは、パチンカーの社会的評価の低さです。
近所付き合いの中で、貴方がもし、パチンカーであると知れたら、普通の人は、まともには付き合ってくれません。
私は経験しましたが、とても惨めなものです。



このようにみてくると、経済面・生活面どちらを見ても、サラリーマンは素晴らしい職業です。
サラリーマンの人は給料が安いと嘆きますが、生涯賃金はこのように素晴らしいものなのです。だから、上記した4大事業が達成できるのです。
自身は多分、何千万円という現金そのものは一生直接は手にしないので、高額を稼いでいる自覚がないだけの話です(※ 末尾に補足説明あり)。

逆の立場がパチプロです。
端的な例を経験しているので紹介します。

ある時、「月50〜100万円稼いでいる」と豪語する50歳代のパチプロに出会った時の話です。
彼の通う店(ホール)でも、評判の稼ぎ手でした。
その彼は、独身で安アパートに住んでいたので、「そんなに稼いでいる風には見えないじゃないか、君が稼いでいる証拠を見せてくれ」と迫ったところ、彼は得意気に、約2000万円ある貯金通帳を見せてくれました。
「どうだ!」とまさに天下をとった様な威張りぶりです。
確かに、パチンコの稼ぎの中から、これだけの額を貯金するには、生活費も要ることだし、大変な事なのです。
ホラだらけのパチンカーの中にあって彼は極めて数少ない稼げるパチンカーです。
パチプロとしては一応の成功者の部類に入るでしょう。

サラリーマンの人と違って、パチプロは稼いだお金は、直接手にして見ることができます。目の前の現金2000万円(通帳のこと)は大金です。
しかし、冷静に考えれば、彼の生涯をかけたパチプロでの戦いの結果が2000万円の現金です。
サラリーマンの生涯賃金の1割程度ではないですか。
彼は、パチプロとしては一応の成功者と言っていいでしょう。
しかし、世間一般の広い視野から眺めれば、結婚もできず、家も持てず、世間からは蔑まれ(彼はこの面には無頓着でした。というのも住宅街生活ではなく、近所付き合いのない賃貸アパート暮らしだった)で、まさに人生の敗北者ではないですか。

世間から隔絶したパチンコという狭い世界に長年没頭していると、目の前の○千万円という現金が、とても巨大に見えるものなのです。
まるで大富豪にでもなった感覚なのです。
ですが、2000万円程度では、家一軒買えない「端金」であることに気付かねばなりません(パチプロにはローンは下りないので不動産を買う場合は全額即金でないと買えません)。

パチンコはあくまで、余暇を過ごすためのレジャーに止めておくべきです。
サラリーマンを頑張りながら、小遣いの範囲内でパチンコを楽しみましょう。



※ サラリーマンの給料について
私は、後に倒産しかけていた会社を援助し、経営者の立場になりましたが、給料を支払う側に立つと、その支出の多さに驚きます。
各種保険料の会社負担分(約半分)や福利厚生のための支出などを考慮すると、社員のための支出は給料として直接支払っている額とほぼ同額の別の支出が必要になるのです。
大企業ならいざ知らず、中小企業では、従業員に給料を支払うために必死で働いている社長さんも多いのです。

もし、サラリーマンやっていて、上記4つを達成できないというなら、それは給料の額の問題ではなく、あなたの無駄な生活状態に問題があると思われます。





2007年12月24日(Mon)▲ページの先頭へ
パチンカーの虚栄心とその罪


平日でもお客で一杯の昨今のパチンコ店ですが一体どれくらいの人が勝っているのでしょうか。今日はこの点(と関連事項)を検討してみます。

サラリーマンの人が、休日に、たっぷり寝坊をして朝食兼昼食を済ましてパチンコ店に行くのは、大抵昼の1〜2時ごろになります。
その時間にパチンコ店内に入れば、既にドル箱を何箱も積み重ねた人が相当います。

昔と違って、ドル箱を積み重ねた人が多くなったことに気付かれているでしょうか。
このため出玉量は多くなって儲かりやすくなったと思っている人もいます。
はたして昔より勝っている人が多くなったのでしょうか。
イエイエ、そんなことはありません。
それはノーパンク制(終日出玉交換なしで打てるシステム)だから、止めてしまう人以外は、出玉を持ち続けて打っているからなのです。
昔はヒーバーごとに交換、それから或る図柄まではノーバンク、そして今日の終日ノーバンクへと変遷してきましたが、これに相応してドル箱に積み重ねる人が多くなったのは当然のことなのです。

最初現金で打っていても、打ち続ければいずれ大当たりは来ます。1〜3回ぐらいではその後流してしまうこともありますが、また現金で玉を購入して打ち続ければ、いずれドル箱を積み重ねるようになります(勿論、終日打って大当たりを数回出しただけで、ドル箱を重ねることなく終わってしまう日もありますが、こんな日はそう多くはないはずです)。

だから、大勢としては、昔の光景と比べて、ドル箱を積み重ねている人が多いように見えるのは当然なのです。



店内で遊戯している人で、このドル箱を数箱以上持って打っている人と、持ってない人を数えてみると、時間帯によっても異なりますが、昼すぎでは、約3〜5割、夕方では5〜7割の人が持っていることでしょう。
そうすると、昼すぎでは3割〜半分の人が、夕方では5〜7割の人が勝っているのでしょうか。

マ、こんな単純な発想(計算)をする人はいないと思いますが、それは、現在店内で打っている人だけでも現状の光景に至るまでに、現金を○千円〜○万円も使っているからです。
それに、目の前にはいませんが、負けて消え去った人も多数いることを忘れてはいけません。

では、この日にパチンコ店に来店した客のうち勝った人はどの位いるのでしょうか。
目の前で打ってドル箱を積み重ねている人、
ドル箱を積み重ねることなく打っている人、
負けて消え去った人、
すべてを考慮しなければなりません。

これら全部の人を対象にして考えると、勝っている人と負けている人が半々(つまり、勝っている人が5割)では、お店の経営が成り立ちません。
パチンコ店は、お客から吸い上げた売上の中から、店舗台、機械台、従業員給料、店の利益……等々相当な経費がかかり、その負担分を差し引いた額しか、お客に払い戻しをできないからです。
私が調査した訳でもないのですが、ある情報によると勝つ人は約2割前後だそうです。



パチンコ店では、負けて消え去った侘しい人の表情は、見ることができません。
目に映るのは、ドル箱を積み重ねている人とまだ積み重ねるには至らずも強気で打っている人のみです。
この中にも負けている人が多数いるというのに、決して泣きっ面顔して打っている人なんかいません。
みんな平然と必死に打っています。

ところで、今日1日は2割の人が勝って帰宅したとして、また翌日も同じ光景は繰り返されます。そうすると、連続して2日勝つ人は驚くほど小数になってしまいます。
勝ちが単なる偶然で発生すると仮定したら、
2割×2割=0.4割(つまり4%)
たった2日間なのに連続して勝つ人は4%しかしません。
3日連続となると、恐ろしく少ない数字になり計算したくありません(1%以下です)。

さて、パチンコで勝つとは、或る1日だけ勝ってもしょうがありません。トータルで勝たねば勝つとは言えないのです。
そこでこの「トータルで勝つ」ためには、10日の内、10日全部勝つ必要はありませんが、6日以上勝たねばなりません。
それを表してみましょう。
○が勝った日(●が負けた日)です。

○●○●○●○●○● ではトントンなので、
一つ○を加えると、
○●○●○○○●○● となり、必ず3日連続勝つ日が不可避になってしまうのです。
ということは、トータルで勝つ人は1%以下になってしまうのです。

以上は、勝つのが人知の及ばない偶然でのみとした仮定の場合の話ですが、それにしても「パチンコで勝つ」つまり「トータルで勝つ」ということが、いかに困難なことであるかが理解していただけたでしょう。
だから、パチンコでは、皆さんが想像している以上に、ほとんどの人が負けているのです(1日に、5割が無理なのは分かりますが、3〜4割位のお客が勝っていると思っている人が多いのです。しかし、たった2割なのです)。



この事実が伝わらないのは、パチンカーの虚栄心(プライド)のせいです。

@ 負けていながら、負けていると正直に告白できる人はほとんどいません(※末尾に補足説明あり)。
パチンコ店内では、「俺はプロだ!勝っているんだ!」と虚勢を張った言葉を発する人がほとんどなのです。

A そして、ほとんどの人がトータルでは負けているにもかかわらず、虚勢をはって、生き生きと、いかにも勝ち組を感じさせる姿で打っています(勝って笑み満面の人は見かけますが、負けて泣きっ面の人は見たことがありません)

このため、パチンコ事情に詳しくない人、特に退職後の人、年金暮らしの奥さん達は、上記した、「@パチンカーの強がりの言葉と、Aパチンカーの強がりの姿」を見て、パチンコが大負けするゲームとは思いもしないのです(この人達は昔はパチンコなど打ってなかったのです。ギンパラ台以降徐々に新規参入した人がほとんどなのです)。

したがって、少々連続して負けていても、「こんなに負ける筈が無い!多くの人が勝っているではないか!、これは私だけの例外の事だ!いずれ多くの人と同様に出て、逆転するに違いない!」と思い込み、打ち続けて○千万円も損する人が現れるのです。



どこのパチンコ店にいっても、
●退職金を全部使ってしまった人、
●年金を総て質入(違法ですが闇金では可能なのです)してしまった人、
●サラ金に多額の借金ができて身動きできない人、
●家やお店を手放す羽目になった人
などの話しを聞きます。
決して、きわめて例外の珍しい話ではないのです。

なんのことはないのです。
パチンコ店が、お客を惑わして、パチンカー(特にお年寄りなど)を奈落の底に落とし入れているのではないのです。我々パチンカーの言動が我々パチンカーを奈落の底に落とし入れているのです。



※ 勝ちを装う「言葉」とは
負けていても、ほとんどの人はトータルでは勝っているように装います。
これに対して、私は知人に「負けた時は負けたと言っているよ」とか、知人も「負けたときは負けたと言っているよ」と反論される方がいますが、それは的外れなのです。
隣り合わせとか近くで遊戯していて、負けている姿を見られてしまっている日は、まさか「勝っている」とは言えないではないですか、
そこで「今日負けた」と言わざるを得ないのですが、これでは暗に「他の日では勝つことが多いが、今日(のみ)は負けた」と言っているではないですか。
正しくは「今日も負けた」と言わなくてはいけないのです。

パチンコでは、トータルでプラスになっている人は数パーセントなのです。
この人以外の人(つまり、ほとんどの人)は、勝つ日より負ける日が多いのですから、負けた日は「今日も負けた」が正しいのです。




2007年12月14日(Fri)▲ページの先頭へ
射幸心とパチンコ


パチンコ店で遊戯している人のほとんどの人は、お金を稼ぎに来ています(勿論中には純粋に遊戯として楽しみで打っている人もいるでしょうが、極小数であり例外です)

目的は、お金を稼ぎに来ていても、遊戯後の結果は、その目的とは裏腹に負ける人がほとんどです。
それは、パチンコの宿命であり、どうしょうもありません。
パチンコ店を経営するには、店舗代・土地代・台や機械代・従業員給料・その複利厚生費…………等相当な金額になります。
それらの経費の1日負担分と利益分は、日々お客から吸い上げた売り上げの中から差し引いて、残りを、出玉の景品という形でお客に再配分しています。
だから、全体から見れば、お客側は常に負けているのです。
これを個々のお客で見れば、勝った人・負けた人それぞれいますが、決して半々ではなく、負けた人の方が多くなってしまうのです。

「そんなに負けるなら、しなければよいのに」と思うのは、パチンコをやったことのない人の発想です。
勝てば、勿論翌日も行きたくなるし、負ければ悔しくて翌日も行きたくなる、ものなのです。
全く困ったものです。
これは、人間誰しも持っている「射幸心」という魔物です。
今日はこの射幸心を絶つことの難しさを話してみましょう。



私の遠い親戚にあたる者(東北地方の県在住)の話です。
彼の家は裕福でもないので、高校卒業後すぐある出版社に就職しました。非常に真面目な性格で、30歳前には結婚もし、子供にも恵まれ、ごく平凡ではあるが、幸せな日々を過ごしていました。
高校卒業後10数年は、真面目一筋で酒・ギャンブルとは無縁の生活を送っていたのです。

ところが、30歳すぎたころのことですが、年末のある日、夫婦で街中の百貨店にお歳暮を買いに行った帰りに、家までバスに乗って帰ろうとバス停にいきました。
運悪くバスは目の前を通過したばかりで乗り遅れ、次のバスまでは約30分もあり、ふと通路の向かいを見るとパチンコ店が目に入ったのです。
今までパチンコなどしたこともなかったのですが、ふと興味をそそられ、次のバスが来るまでの間に見るだけと思い、そのパチンコ店に入ったのです。

年末のことでもあり、店内は非常に混雑して熱気ムンムンしていて、興奮を覚えたそうです。
入り口近くに立ってすぐ前の台(入り口の端の台)の人の打つのを見ていたのですが、その人は「朝から打っているのにサッパリ出ない」などと文句を言いながら席を立って行ってしまいました。
そこで2〜3千円なら年末のことでもあるし、遊んでもいいだろうと思い、その台に座り、どういう仕組みになっているのかも分からないままに打ち始めると、すぐ大当たりが来たのです。隣の人に打ち方を指導してもらいながら打ったのですが、出るわ、出るわ、の連続です。



そうこうしている内に隣台も空きになったので、奥さんも座って打ったところ、最初の少しの時間は出なかったのですが、やがてこの台も、出るわ、出るわ、の連続です。
まさに2人揃って、ビギナーズ・ラックの典型みたいなものです。
興奮しながら打ち続けて、やがて出なくなったので止めて交換してビックリです。2人合わせて約25万円勝ったのです。

よほど嬉しかったのか、翌日には私に電話で教えてくれました。
私は、それはビギナーズ・ラックというものであり、2度とそんなことはないのだから、こんなことに味をしめて、これからパチンコなどしないように厳重に注意しておきました。
私に言われるまでもなく、彼自身もよく分かっていました。

ところが、それから数カ月たって彼が会社を休んでまでもパチンコ店通いをしていることを知りました。
早速電話で止めるように言ったのですが、しかし、彼は私の忠告など聞く耳持たずで、ついには、会社を退職してまでもパチンコに溺れてしまいました。

後からの話になりますが、彼にこのパチンコを打ち始めた時の心境を聞いたのですが、「理屈では、あの日の25万円も勝ったことは偶然であり、こんなことは2度とないだろう」とは分かっていたのだそうです。
理屈では分かっていながら、パチンコをやりたい欲望を抑えることができなかったと言っていました。
人間の射幸心とは恐ろしいものです。

この後は、もっと大変なのです。
彼はこの後、パチンコに入り浸りで数年後には約2000万円余の借金をつくり、親から受けついだ家を出ていかなければならなくなったのです。
夫婦(と子供)は、アパート暮らしも耐えられるでしょうが、同居の年老いた両親には長年住み慣れた家や土地を離れることは耐えられません。



そこで、親戚一同、集まって、お金を出し合って、借金2000万円余は全部肩代わりしたのです。
この時、彼は泣きながら、「もう二度とパチンコはしません」と固く誓ったのです。
決してうわべだけの誓いではなく、心から詫びたのです。
それが証拠に、それから10年間ほどは、パチンコなど一切見向きもせず、再就職してサラリーマン生活を真面目に続けていました。
親戚一同ほっと安心したものです。

ところがです。また、大変なことになったのです。
彼は、40歳ころから隠れて再びパチンコを打ちはじめ、家族の人が気付いたときには、3000万円ほどの借金をつくっていました。
再び家を失う危機になったのです。
親戚一同言ったものです。
「ああ…、情けは人の為ならず、とはこういうことをいうものなのか」と。
あの最初の借金を肩代わりせず、本人に苦労させて返済をさせていたら、今度の借金はなかったろうに、と後悔したものです。

とは言え、両親が家を出ることは避けねばならないので、2000万円のみは親戚一同で返済しましたが、残りの1000万円は本人が働いて返さすようにしたのです。
その後彼は、今日に至るまでは問題を起こすことなくすごしていますが今後はやはり心配です。

それにつけても、人間の射幸心とはつくづく怖いものだと思い知らされます。

「あの時、バスに乗り遅れなかったら」
「あの時、パチンコ店に行かなかったら」
「あの時、パチンコに勝たなかったなら」
とは、彼の奥さんのいつもの愚痴です。





2007年12月06日(Thu)▲ページの先頭へ
狭まるプロの生きる道


プロとして生きていける道は、段々と狭められています。プロは危機感を抱いています。
しかし、このことは逆に、普通に打つ一般の人にとって勝つチャンスがみんな平等になってきたことを意味します。誠に幸せな時代を迎えつつあるのです。

バブル期の異常人気は別にして、昭和40年代から今日の平成20年代の期間を概観すると、パチンコ人口は徐々に右肩上りに増えてきました。
当初は壮年までの男性中心でしかも限られた人の遊戯する社会でしたが、今では老若男女を問わず参加し、ものすごいファン人口を抱える巨大産業へと発展してきています。

この間、パチンコ台も飛躍的に進歩してきました。
この過程の中で、プロは常に、一般の人とは、「基本的な差」をつけて打つことによって勝ってきたのです(プロの稼ぎの発生源は、この差にあるのです)。
今日は、この差の内容と、それがどのように変化してきたのかを、考察してみます。

最初の差は、台に玉を一個一個手込めし、且つハンドルを手で弾いて玉を飛ばしていた時代です。
この玉入れ・手打ちを流暢にできる人は、コツン、コツンと打つ人より圧倒的に有利でした(詳しくはこのブログの第3回「出る台を求めてパチンコ店行脚の時代」を読んでください)
これらは、やがて上にも受け皿を付け自動的に玉は流れ込み、玉を弾くもの電動式になり、共に差はなくなりました。
今では、我々プロと初心者・女性の人とでも全く差がありません。互角に玉を弾くことができます。



もう一つの大きな変化の流れは、出た際の出玉交換のシステムです。
昔は、出玉が一定量に達すると打ち止めになりその台では遊戯できなくなったのです。
その台のガラス表面に「打ち止め」「終了台」とかの張り紙をされて打てなくなってしまうのです。その際、出玉(持ち玉)は全部交換して、新たな台に移り、新たに現金で玉を買って(店の主張では借りて)打たねばならなかったのです
このシステムは、ヒーバー台の機種が登場してもしばらくは引き続いていました。1回ヒーバー(大当たり)すると出玉は全部交換を強制させられたのです。

しかし、しばらくすると少し変化して、モーニングサービスとかサービスタイムを設けて、この時間に大当たりすると以後終日交換不要(モーニング制)とか、或いは形を変えて、ある目(絵柄)で大当たりすると、以後次のある目で大当たりするまで、又は終日交換不要で持ち玉で打てる(ラッキーナンバー制)システムが登場しました。

ここで新たな「差」が発生しました。
今までは「交換を強制された出玉(持ち玉)量」を持っていても、交換しなくてもよいシステムが初登場したのです。
「持ち玉で打てるシステム」=「特典」の初登場です。このシステム(特典)の登場は我々プロを小躍りさせてくれたのです。

何故って?
原因は、玉の交換比率にあります。
玉100個買うには400円いりますが、遊戯後に、この400円を貰うには150個要るのです(今は交換比率は店によってマチマチですが、昔はほとんどの店がこの比率でした)
この店では、100発(個)打つと平均では120〜130個出ます。店側の取り分は20〜30個です。
つまり、玉150個を600円で買った途端に価値は400円に減少し、差の200円分の内、100円分は打つことによって出玉としてお客側に還元され、残りの100円分が店側の取り分になるのです。



細かいことはさて置いて、100個打てば平均では120〜130個出ることは分かっていただけたでしょう。
すると、お客が玉を出して、一定量の持ち玉になると以後は、出玉のみで打つことになり、平均ではドンドン玉は増えるばかりです。これでは店はたまったものではありません。
そこで、出玉が一定量になると交換を要求されてきたのです。再び遊戯するには別の台で、新らに玉を買って(損して)、打たねばなりません。

ところが、上記したモーニング制・ラッキーナンバー制が出現すると、この特典を手に入れたものは、それ以後は(平均では)勝利を保障されたも同然です。
だって、持ち玉は相当量(以前なら交換を強制される量)あり、打てば、平均ですがドンドン玉は増えるのです。

プロは、このモーニング制・ラッキーナンバー制の出現と同時に、「特典で打つ側」に立つ方法をいろいろ考え出したのです。

それが今では、ほとんどの店が終日完全無制限つまり、どの台も途中交換など無用で終日、持ち玉(出玉)で打てる時代になってしまいました。
プロの稼ぎの源泉だった「差」がなくなってしまったのです。
「エ ジャ〜よくなったのでないかって! 」
そう 一般の人にとっては良くなったのです。

さらには、持ち玉で台移動も可能になりつつあります(その量も当初の1箱のみから、持ち玉全量移動可になりつつあります)。
夫婦・友達などで遊戯する場合も、以前は打ち手が交代することは禁止されていましたが、今では自由に交代できるようになっています。
こうなると、我々プロが、一般の人と「差」をつける技術はあまり残ってはいません。



残っている最大のものは優秀台の予測です。
過去の大当たりの出方をデータとして記録しておいて、そのデータから未来の大当たりする台(優秀台)を予測する方法です。
大当たりは、メインコンピューターと個々の台の後ろについているIC基盤(の乱数量)によって制御されています。
制御と言っても、店主がいちいち操作しているのではなく、設置しているコンピューターが自動的に制御しています。この制御の法則を知れば勝てることになります。

「過去のデータから優秀台を予測する技術」こそ、我々プロと一般の人とを区別する唯一の「差」になりつつあるのです。プロを目指すなら必修技術と言えるでしょう。

この技術の習得は、毎日朝から閉店まで打っていて、データをとれる我々プロが、自由に任意な時間を打っている一般の人より、圧倒的に有利です。
パチンコ関係者(特にホール主任・釘師の人)の言う「乱数表論」つまり「大当たりは乱数表によって決まり、それは過去と無関係に抽選される。だから未来予測は不可能という論」なんかに惑わされてはいけません。
また、ホールのコンピューターは各台の管理をするためのものであり、各台の出玉なんかをコントロールできないと主張する人がいますが、惑わされてはなりません(元ホール主任や店長だった人は、日常業務としてコンピューターのデータで全体の集計やクギ調整等の資料とした業務しか経験したことがないのです。コンピューターの裏の機能を知らないのです。裏の制御機能は、このコンピューターを制作した会社が設計したものであり、従業員である店長・ホール主任などには知らされないのです)。








2007年11月25日(Sun)▲ページの先頭へ
パチンコがある幸せ


今、日本は大変な、格差社会になってきました。
森永卓郎氏の著作によれば、「年収3億円以上のA層が約1%、年収300万円クラスのB層が5割、年収120万円クラスのC層が約4割」だそうです。
先日もテレビを見ていると、「年収200万円以下の人が1000万人を超えた」「正規社員でない人が1700万人以上になった」などと報じていました。
つい数十年前には、国民の過半の人が中流意識を持っていたのにどうなってしまったのでしょうか。

私などは、日頃、パチンコをしていて、社会の底辺の人達(ホームレスの人達など)とも接しているので、身近な問題として痛感しています。
バブルが弾けて以降、ホームレスになった人を10人以上知っています。

こんな格差の世の中で、我々は幸せを感じて生きていけるのでしょうか。
人との比較ではなく、自分自身が今のこの世に生きていて、幸せであるのか、ないのかを実質で考えてみました。



何百万円もする金の腕時計をして、白亜の豪邸で部屋数が10室以上もある家に住んでいる人と、私のようにディスカウントショップで2000円で買った腕時計をして、わずか数室の小さな家に住んでいる人を比較してみるのです。
前者の方がいいに決まっているでしょうが、見栄とか他人との比較を考えなければ、後者でも別に何ら遜色ないことに気付くのです。
腕時計というこの小さな時を刻む便利な機能の機械は、どちらも同じです。
大きな家に住んでも自分が毎日使うのは一部屋に過ぎず、風呂・台所・トイレへ行くたびに廊下や階段を歩かねばなりませんが、私の家では数歩で目的の部屋に達することができ凄く便利です。

見栄を捨てて、このような実質的な考え方で、今の格差社会で、我々は幸せに生きてゆけるのかを考えてみました。
すると、我々でも、今の世に生まれて本当によかった、幸せと思う娯楽機器が2つあります。

1つは、テレビやパソコンなどの便利な電気機器があることです。
これらは、我々でも充分手にすることができるものです。
テレビは凄い娯楽機器だと思います。テレビがない江戸時代等と比較すると今が断然好きです(私自身は超多忙で殆どテレビをみる時間は無いのですが)。
パソコンも凄いと思います。こんなものは、僅か、20年ほど前までは無かったのですが、あっと言う間に、世界中の人と交信できる魔法の玉手箱が出現したと言ってよいでしょう。

そして、もう1つは、パチンコです。
これは、ゴルフなどと違って、我々庶民向きの最高傑作の娯楽機械です。
戦後生まれてきて今日まで発展してきたのですが、昔より今の電動式のヒーバー台の機種の方が断然楽しくなりました。
しかも、これで遊戯できるのは、今の世であっても人類共通でないのです。世界180余国の内、僅か日本国だけなのです。
この機械を開発・進歩・普及させてきた人々(台の開発・技術者・パチンコ店経営などパチンコ産業にかかわる方々)には、心から感謝です。
「日本人に生まれて本当によかった!」



ただし、この魔法の機械を楽しむには、大きな資格が必要なのを皆さん御存知ですか。
なんだと思いますか。
案外、気付いていない人が多いのです。
そう、貧乏でないとこの機械は楽しめないのです。
今では、1回ヒーバー(大当たり)して5〜6千円円近く出ます。これを「やった!凄いぞ!」と興奮できるのは貧乏人だからなのです。

親戚の大金持ちの息子がパチンコなどしたことがないと言うので、無理矢理誘ったときのことです。
私が「ヒーバーしたぞ」と喜んでいると、「で、これでいくらになるの、え、6千円!」と驚いていました。
彼が驚いたのは、ヒーバーしたことではないのです。私が僅か6千円のことで興奮していることに驚いていたのです…………。

残念ですが、これではパチンコは楽しめません。パチンコを楽しむ資質がないのです。
事実、彼(現在中堅起業のオーナー社長)はその後もパチンコなど一切興味を示しません。
幸い、私は、ヒーバーして6千円出したことが嬉しいのです。胸が高鳴るのです。幸せです。

確かに、パチンコをすれば、多くの人はトータルでは負けるに決まっています。
ですが、ゴルフ、旅行、映画、ドライブ…………等々、ほとんどの娯楽には出費がつきものです。
娯楽には、それぞれ特徴ある楽しみがありますが、その中で、パチンコのヒーバーしたときの興奮、胸の高鳴りは格別なものがあります。



私の住居の近くには、大会社の社長で豪邸に住み、お手伝いさんがいて、お抱え運転手でベンツに乗っているような、高級住宅街があります。ここに住むほとんどの人は、パチンコなど見向きもしません。
我々庶民派の中にも、ギャンブルは損するに決まっているからとパチンコなど一切手をつけない人も多数います。

私は、負け惜しみでなく、心から、同じ人生なのに、こんな楽しい興奮を味わうことなく、一生を終わっていく人を心から可哀相に思っています(当人からすれば、全く要らぬお節介でしょうが)。

ただ、このように格別に楽しく興奮できる遊戯は、嵌まってしまう危険がある(それだけ特別な興奮がある証拠ですが)のでそれだけは避けねばなりません。
要は、節度を持って、小遣いの範囲内でレジャーとして遊戯すると、一生楽しく続けられるのでしょう。

このように考えてみると、私は、この今の世に生まれて、しかも特別に選ばれた日本国(唯一パチンコがある国)に生まれて、本当に幸せです。
格差社会には不満であり、パチンコの裏・闇社会の話は悲しくなります。しかし、パチンコという素晴らしい機械があるかぎり、それら不満を吹っ飛ばして、日常を充分楽しんで生きていけます。

明日も打ちにゆきます。
そう考えただけでワクワクします。なんと面白い大人用ゲーム機器なのでしょう。





2007年11月16日(Fri)▲ページの先頭へ
パチプロの稼ぎ高と誤情報


このブログのトップページでも紹介しましたが、私はパチプロとして生きて30数年になります。
世間では、パチンコ界には、私のような人物がソコソコの数いるに違いない!と思っている人がほとんどです。

ですが、想像以上に極少数です。
勿論、無職で奥さんの世話になりながら僅かな稼ぎで打っている人、定年退職後に年金で暮らしながら、レジャーとして打っている人は結構います。後者は近年増えました。特に女性が。
けれど、この人達は毎日1年中打っていますが、プロには程遠い存在です。
パチンコは、1年〜3年なら毎日打っても決して上達などしません。パチンコというギャンブルの癖が分かって大負けしなくなった位でしょう。

では、10年位も打ち続ければプロになれるかと言えば、そうではありません。
パチンコ店で遊戯していて、世間話ができる友達ができれば分かりますが、レジャーとしてなら10年や20年も打っている人はザラにいます。但し、これらの人は、別の収入で生活をしながら、パチンコを趣味として打ってきただけなのです。プロとは無関係です。



「私は、パチンコの店員と友達だとかホールの主任を知っている」と誇らしげに言う人がいます。とんでもない錯覚です。
パチンコの店員はパチンコを打とう思っても週1日の休日しか打てないのです。お客の人よりもっと経験が少ない素人なのです。

私は、店員、ホールの主任、釘調整師、パチンコ経営者とは度々一緒に打っていますが成績はたいしたことはありません。
経営者の人とも時折(勿論経営している自店ではなく、視察目的で他店にて)一緒に打っていますが、パチンカーとしては未熟です。
これらの人は、パチンコの仕組みとか釘の調整はこうやるとか店全体がどうなっているかの知識は当然ながら良く知っていますが、他店で実際に打つ場合の優秀台を見つけ出す能力がありません。

それから、元パチプロだったと言う人のいうこともアテになりません。
そういう人は昔プロだったころはこんなに勝っていたと自慢話をしていますが、そんなに勝つ能力があるなら、今も続けている筈です(誰でも一時期なら勝った経験があるものです)。
プロ(偽プロですが)を止めた理由を、まさか「稼げなくなったから」とは言えず、適当な理由を述べていますが、事実は、パチンコでは食っていけなくなったから止めたのです。



プロとは、過去何年打ってきたかは無関係です。パチンコで飯を食って行ける(自身1人ではなく家族を養う稼ぎ=最低月30万円以上)だけの稼ぎができる能力を身につけた人のみがプロなのです。
これが、皆さんが想像する以上に厳しく狭き門なのです。
誰でも新装開店直後の数カ月間とか運がついて調子がよい月には勝つものです。月30万円といわず、ひょっとして50万円以上稼いだ経験がある方もいると思います。
こんなものは、実力とは全く関係ありません。それが証拠にその後打ち続けてきっとそれは全部、イヤ、その額以上に、店にとられたことでしょう。

プロを目指す人は、こうした一時的な見せかけの稼ぎがキッカケで始め、その後運良く、一定期間はなんとかプラスの稼ぎが続いた人が、目指すのです。
私は、この30数年間に、このようなミニプロに何十人イヤ、百人以上、出会ってきました。それでもやがて稼げなくなり、みんな2〜3年、長い人でも3〜5年で止めていきました。
僅か30万円程度すら、一時的ならともかく、継続的に稼いでいくことが難しいのです。

パチンコ店は、好景期の時期で新装開店時などは、お客も多く結構出してくれますが、パチンコ界の不況期(世間の不況期とは時期が異なる)に入るとお客の数は、マバラで、ひどい時は店員の人数と同じ位のお客しか入っていない時だってあるのです。
辛うじて、夕方5時以降になり、帰宅途中のサラリーマンの人の参加でなんとか格好がつくようになりますが数時間のことです。
こんな時期は、終了する台はほとんど皆無です(今は終了制度などなく終日打てます)。
こういう不況期が何年も続くのです。



こういう厳しい時期、どういう稼ぐ方法があるというのでしょう。打てば、ほぼマイナスになるに決まっているのです。
こういう苦しい時を生き延びていくのは至難の技なのです。
私の同僚の相当優秀な元プロ達(5〜10年もプロとして飯を食ってきた人達)もこういう時期に遭遇してパチプロから、脱落していったのです。
つまり、好況期の3年や5年間、プロとしての稼ぎが出来ても、未だ、本物のプロではないのです。

このようなパチンコ界の厳しい(歴史の)現実を知らない人は、月30〜50万円の稼ぎなんて稼ぎが少なすぎる、世間にはもっと高額を稼いでいるプロが何人もいるにちがいない、と信じている人が沢山います。
その原因を考えてみると、きっとそれは次のような情報によるものと思われます。

パチンコ雑誌などで、○○攻略法なる本(又は攻略法自体)を販売する広告文には「私は短期間にこんなに高額(何千万円とか億円とか)を稼いだ」と宣伝しています。それを実証するかのように、ドル箱や札束の写真付きで自慢しています。
これは、本を売らんが為の広告文だから、こんなに調子の良い事が書けるのです。
(私はこの人達を非難しているのではありません。この人達は高額の雑誌掲載の広告料を払ってまでもその手の商売を黒字営業している立派な?商売人です。その種の商売のプロです。但し、パチプロではありません)。

嘘ならどんな格好良いことも書けます。
ブログの多くは、攻略法の販売目的で書いています。
私のブログは、何も一切販売してなく単なる紹介日記です。「パチプロの厳しい事実」を知って欲しくて書いています。嘘なら書く意味がありません。


2007年11月09日(Fri)▲ページの先頭へ
パチンカーに必要なスタンス


山田君(仮名43歳)は、子供2人で、奥さんが働いて、自身は無職で毎日パチンコをしています。
山田君自身も若い時は職を転々としつつも働いていたのですが、数年前よりは無職で今日までパチンコ収入で暮らしています?(本人の主張)。

打ち方は、あくまで強気で半日くらい出なくても台を替わることなく、打ち続けます。
ドル箱を10箱以上積んでも止めることなく閉店まで打ち続けます。
当然のことながら、負けるときは大負けしますが、勝つときは大勝ちします。
打ち方自体は、各人それぞれのスタイルがあって当然であり、山田さんの打ち方もある意味で理に適っています。

問題は、勝った時、特に大勝ちした時の行動です。
山田君は、打っていて、ヒーバーの連チャンが続くと大喜びし、すぐ、常連の知り合い20人近くの人に缶コーヒーなどのサービスをします。連チャンが起こる度にサービスします。
マ、この程度なら2〜6000円程度の出費なので問題にすることもありませんが、勝った日の閉店時間がきたら、さ〜大変です。
仲のよい数人に飲食の大盤振る舞いをするのです。朝まで飲み続けることもあります。2〜5万円の出費になっている筈です。



人が良いと言ってしまえばそれで終わりですが、これで果してよいのでしょうか。
たしかに大勝ちの日は10〜15万円も勝ったのですからその中からの2〜5万円位の出費はたいしたことはないと考えるのでしょう(こんなお金の使い方をする人は、山田さんに限らずパチンカーには結構います)。
でも、山田さんは、その日は確かに10〜15万円勝ったのですが、負けた日の損失を相殺するのを忘れているのです。
「パチンコで勝つ」とは、1日単位で計算しても意味ありません。あくまで一定期間のトータルで考えなくてはならないのです。
その日大勝ちしても大負けした日の損失をカバーして残った額が、本当に勝った額なのです。すると意外に少額になるのには驚かされます。
4日の内、「2日勝って、1日がトントン、1日が負け」(これだけの成績を出せる人はそうはいません)としても、トータルすれば4日で1日のみ勝ったことになり、この額を4日で割ったものが、実質の1日当たりの稼ぎなのです。以外と少なくなるものです。

私の想像では、山田さんが家に生活費として入れているのは極く僅か?でしょう。
奥さんを泣かせているパチンカーだと思います。

正確に表現すれば、山田さんだって、勝敗はトータルで考えねばならないのは分かっているのですが、大勝ちしたときの嬉しさで、つい興奮してお金を散財してしまうのでしょう。
しかし、山田さんは家族を支える者として、もっと経済観念を持たねばなりません。



私(達)のグループ「鉄心」では、贅沢を最も戒めています。
勝った時の夕食は、ラーメンにご飯(関西ではこれもありなのです)などで済ませます。質素ですが、それでも勝っているので美味しく幸せを感じます。
負けた日は逆に、1000円程度のご馳走を奮発します。
「なんだ!鉄心の人達はケチなだけだ!」と言われるかもしれません。そうかもしれません。ですが、私には、家族を養う義務があります。

それにもっと重要なことがあります。
「単になんとか生活費を稼ぐだけ」のパチンカーではあまりにも惨めではありませんか。
もっと人生を飛翔できる目的とか志を持っていきねばなりません。将来、なにかで独立をするにしても先立つものは資金です。
世間から見れば、パチプロなど社会の脱落者にしか写りません。普通の人以上に飛翔する準備を怠ってはいけません。
その為の資金として普通の人以上に貯蓄が重要です。一銭たりとも無駄にはできないのです。
鉄心グループでは、すでに何人も店舗持ちの独立開業者を輩出しています。



2007年10月29日(Mon)▲ページの先頭へ
パチンコ中毒の人の症状


平日でも、パチンコ店の繁盛ぶりは異常なほどです。男も女も、老いも若きも、入り混じってのお客で満員です(昔はほとんど中年迄の男だけの世界でした)。
私が主戦場としている京都市内でも朝10時開店なのに、早い店では7時ごろから店前で台取りの行列ができている始末です。
最近は若い女性や年金暮らしの年寄りの人が多いのが特徴です。

みんな小遣いの範囲内でレジャーと割り切って遊戯していれば何の問題もありません。
ところが、パチンコをしている大多数の人は遊んでいる気持ちなどサラサラなく、稼ぎを唯一の目的で必死にやっているのです。
必死にやっていながら、思うように稼げないだけなのです。

このような人々の中には、負けても負けてもパチンコを打っているパチンコ中毒に嵌まっている人々がいるのです。
この人達の日々の暮らしぶりは、世間の人から見れば想像を絶するものなのです。
異常を3点ほどに分けて分析してみましょう。



第一には、パチンカーの余暇の暮らし方です。
普通の人は、好きな物を買ったり、いろんな趣味事をしたり、旅行に行ったり等々…多彩なことをして余暇の時間をエンジョイして暮らしますが、パチンコに嵌まっている人はパチンコの事しか頭にないのです。
睡眠・食事時間以外はパチンコをしたいのです。
パチンコ以外のレジャーには見向きもせず、ただただパチンコをしたいのです。
パチンコを打っている時間だけが幸せなのです。

第二に、パチンカーの日々の心の持ち方も尋常ではないのです。
それは「パチンカーの心は常に興奮し続けている」ことです。
店でパチンコを打っているときは「大当たりがいつ掛かるか、出ればもっと出ないか、嵌まりはしないか」、などと常に胸を高鳴らせ、興奮しています。
帰宅すれば勝った日はそのことで興奮し、負けた日は明日はあの台で仇をとってやると、明日の目的台確保に頭を巡らせ、興奮します。
更に、起床すれば、早く行って目的台を確保しなければとイライラしながら店に向かうのです。
このように朝から晩まで、全く気ぜわしく、心休まるときはなく、24時間常にパチンコの事で頭が一杯で、興奮し続けているのです。

第三に、パチンカーの考え方も相当変わっています。
20〜30万円負ければ「もし、ちょっとした着物を買ったり、小旅行に行けばこの位は使っただろうから」と言って自分を慰めます。
貴重な退職金を全部使い果たとしても「世の中には退職後、2000万円の豪華客船で世界一周旅行する人もいるのだから」などと言って慰めます。
負け続けても反省せず、打ち続けるパチンカーは、このように「内心の辻褄合わせ」するのです。



以上、3点の異常さが揃えば、立派な(?)パチンコ中毒患者です。
周りの人がどんなに注意しようとパチンコを止めようとはしません。
お金がなくなっても、最大限の英知を絞り出し、なんとか都合して捻出し、お金がある限りパチンコを打ち続けるのです。
行き着くところは、ホームレスか自殺か……といった悲惨なものになりがちです。

ある店で遊戯している時の事です。トイレに行こうと向かったら、トイレの方が騒がしいのです。
近づけば、年とった女性がトイレで紐で首を吊って自殺したとのこと。
店員の人が手際よく救急車や警察を呼んで、あっと言う間に片づけてしまいました。
後で聞けば、パチンコで何百万円も借金をつくり、生活に行き詰まり、自殺したのだそうです。


2007年10月14日(Sun)▲ページの先頭へ
パチプロ残酷物語


パチンコ事情にあまり詳しくない方は、パチンコ店での平日にもかかわらず多数のお客が遊戯している状況を見て、或いは多くの人がドル箱を山と積んでいる姿を見て、きっとこの中には相当数のプロがいるのだろうと推測されていることでしょう。

ところが、真のパチプロ(月30万円以上安定的に勝つ人)は意外にいないのです。私のように毎日朝開店から夜閉店まで打っていれば何処の店に行って遊戯しても、常連の人とは直ぐ知り合いになり、本当に勝っている人は誰と誰かはすぐ解ります。大きなお店でも1〜2人程度にすぎません。

確かに毎日パチンコを弾いている人は大勢います。しかし、それらの人の大半は「学生、サラリーマン・主婦、奥さんの稼ぎで食べている人、会社を首になり一時的に打っている人、定年退職後の退職金や年金で打っている人、生活保護を受けながら打っている人……」等、パチンコで稼がなくても生活できる人達ばかりなのです。
パチンコでの稼ぎは、トータルで「負けか、トントンか、ほんの僅かの勝ち」ですが、これでよいのです。本人の目的は別にあっても(多分金儲けでしょう)結局は遊びで遊戯しているのです。
もし、負けが続いても、親の援助とか、奥さんを泣かせる位で済みます。



ところが、中には、パチンコの稼ぎで食って行こうとする人も現れます。バブルが弾けて以降特に多くなりました。
会社を首になり、幾ばくかの貯金で打ち始めるのです。
結果は、パチンコでは稼げず早晩貯金を使い果たします。思うように稼げないのでアパートも引き払い、サウナで寝泊まりしている人も多いのです(泊まりだけなら1日千円位です)
このような人達の中には、再就職も住居不定でままならず、ホームレスになってしまう人も出ます。
私の知り合いだけでもここ4〜5年間で10人近くがなりました。今では、地下街や大坂城公園などに住み、深夜・早朝の段ボール集めや缶拾い(1日500〜2000円位の収入)でなんとか食をつないでいます。
このように生活がかかっているパチンカーの末路は、悲惨なものになりがちです。
多くの人は、パチンコで生活費など稼げるはずがありません。新装開店後の数カ月など勝って当たり前なのですが、それを実力と誤認し、安易にパチンコ界に入ると、このようにとても厳しい現実に直面するのです。
パチンコ界では収支トントンにするだけでも非常に難しいことなのです。



勿論、パチンコで飯を食べている人がいることも事実ですが極めて小数です。
私は30数年もパチンコをしてきて、この間、多数のパチプロと自称する人に出会ってきました。
しかし、ほとんどの人が稼ぎに行き詰まり、早い人で1〜2年、遅い人でも3〜4年でパチンコ界から足を洗い、去っていきました。
従って、長期に渡って家族を養っているようなプロは、ほんの僅か、数える程しか居ません。

ある新しい店に行って遊戯したときの話ですが、毎月50〜100万円は勝っていると自慢している人と知り合いになりました。その店で遊戯している人達の評判では、この店の稼ぎ頭だとのことです。端から見ても確かにある程度は勝っているだろうと想像できました。
やがて彼とは酒を飲むような仲になり、ある時、彼が酔っぱらってしまったので家まで送ったのですが、中年なのに、安アパートでの侘しい独身暮らしでした。
この人以外にも、似たりよったりの状況の人に何人も遭遇してきました。
周りからは「あの人はいつも勝っている、プロに違いない」と思われている人でさえ、内実はこんな人が多いのです。



パチンコで100〜200万円負けても、そこで足を洗えば、たいした損害ではありません。良い人生勉強をしたと思えばいいのです。
ところが、負けても負けても打ち続ける人がいます。パチンコ中毒にかかっていると言ってよいでしょう。この人達の負けた額は半端ではありません。
退職金を全部使い果たした人、サラ金地獄に陥った人、家も売り払ってしまった人、アパートやお店を何軒も所有していたのを全部失った人、将来貰う年金も質入れして使い果たした人、などです。
負けた額は数千万円です。こんな悲惨なことになった人でさえ何人もいます。どこの店に行っても、こんな話はいくらでも耳にします


2007年10月03日(Wed)▲ページの先頭へ
ヒーバー台での勝ち方の変遷


時代は移り、お店(ホール)の大半の台がヒーバー台になると、夢の様な黄金時代がやって来ました。
と言うのも、初期のヒーバー台はICの大当たりをを出すプログラムがお粗末だったので、或る目(図柄)が出る(一旦、この目で止まっていることが必要)と、そのあと数発〜30発を打つと大当たりすることが分かったのです。
続けての打ち方は単純に何発か打てばよい目もありましたが、デモ画面に戻してタイミングを測って打つこと要する(今でいう攻略法のはしり)目など、いろいろでした。
この目の発見は、ヒーバーした時、過去に通過した目を思い出して偶然気付いたのです。
私の発見は或る1つの目だけでしたが、これは他にも同様の目があるに違いないと直感して、以後はプロ集団のネットワークを生かし情報収集に努め、7〜8通りの目の存在を知ることに成功しました。
しかし、当時の多くの人はこんなことには頓着することなく、ただ目前の大当たりすることだけを目指して打っていました。

こうなると私達の勝つのは簡単なものです。店に入ると空き台の目を見て歩くのです。すぐ、1台位はその目で止まっている空台を発見できました。それを打つと約50%の台はすぐヒーバー(大当たり)させることができました。50%ではそれほどではないかと思われるでしょうが、30発も打って駄目なら諦めすぐ次の台を捜して打てばよいのです。目的の目の空き台は1店では30分〜1時間に1台程度しか発生しないのですが市内中心部では店が何軒も集中しているので、これらのお店を巡回していけばいくらでも容易に発見できました。
(他に変則打ちでも大当たりの方法を発見し相当な金額を稼ぎましたが、この打ち方は店によっては中止を求められる等しましたので省略します)。



このころは月に150〜200万円は稼げました。とても嬉しい金額ですが、浮かれることなく慎重に行動しました。
この夢のような状態をいかに永く続けるかに腐心したのです。最も注意したのは、プロと看做されお店に出入り禁止を言い渡されることです(今はこんなことはありませんが、当時は勝ち続けるプロは店の入店を拒否されたのです)。
そこで、原則として1店での勝ちは1台のみに制限して、すぐ他の店に移って打ちました。
ここでもお店を次々回って打っていたのですが、単純に目的の目で止まっている空き台を探し歩くだけのことであり、以前の開放台漁りのように全国を行脚する必要はなく、京都市内の各店廻りで十分目的を果たせました。
こんなに勝ってよいのだろうかと不安になるほど連戦連勝の日々でした。

ただ、そうは言っても、私達の上手を行く全国行脚のパチプロ集団にも何度か出くわしました。
月3〜400万円は固いとのこと。打ち方は私達の方法ではなく、台の製造元からの情報での攻略法らしく、高額の元手出費(攻略法入手の報酬)を理由に教えてもらえませんでした。
7人前後の集団でやってきて、お店の中には他人を装ってバラバラに入って打ち、約1〜2時間で全員が終了して、さっと次の店へと去っていくのでした。ただただ、呆気にとられて見ていました。

いいことはいつまでも続くはずがなく、やがて、私達の方法も機種が次々と更新されていく度に攻略法対策が施され、効果がなくなってきました。継続的に勝つためには本当の意味で知恵を絞らなくてはならなくなりました。
それが、「ギンギラパラダイス」(略して「ギンパラ」)という機種の登場のころです。今の「○○海物語」シリーズ機種の誕生のキッカケとなった最初の機種です。



ギンパラ台での勝つ方法、しかも正当派的打ち方(変則打ちなどではないこと)で勝つ方法は、やがて発見しました。
試行錯誤の結果、やっと見つけました。
打ち方は確率論(※最後に解説)に基づいた方法です。この方法で打つと、1カ月(25日、朝10時〜夜11時労働)平均で40〜50万円稼げます。
この金額の意味を説明しておきます。
1日単位で見れば、10万円勝つ日もあれば10万円負ける日もあります。月単位で見ても月60万円〜20万円と差がでてしまいます。しかし、年額を均すと確率により月40〜50万円となってしまいます。
私のパチプロ集団「鉄心」では全員が、初当たり回転数、1日の回転数、大当たり数、使用金額、出玉数等、全て記録します。打ちながら携帯で左手で簡単にこれらの数値を記録できます。
そして月1回は全員集まり各数値の合計数の検討会を開いています。
月単位ではまだバラツキがありますが、年集計では、お互いの数値はほぼ同数です。つまり、ほぼ全員が月40〜50万平均の稼ぎになっています。

私(達)の打ち方(玉の弾き方)は、変則打ちなどではなく多くの人達が打っている極く普通の打ち方です。しかし、全く異なる打ち方(玉の弾き方ではなく、どのような店で、どのような台を選んで、どの時間打つのか、出玉をどう扱って遊戯するか等)をしています。
この正当派打ち方はパチンコというものをトコトン突き詰めて考えた結果の当然の帰結です。従って、私(達)だけの専売特許の方法ではありません。京都・大阪のいろんなお店を回っている私ですが、私と同じ打ち方をしている人を2〜3店に1人位は見かけます。



※ 確率論とは何か?
サイコロで確率を説明すると、サイコロを振っても少回数ではサイコロの出る目はバラツキがありますが、投入回数が増えるにしたがって1〜6の目が出る回数は平準化して来る事実のことです。



2007年09月23日(Sun)▲ページの先頭へ
出る台を求めてパチンコ店行脚の時代


私がパチンコを仕事として始めたのは、18歳からです。以来今日に至るまで、打ち続けていますが、この間、パチンコ台も随分と進化してきました。
当初の一発一発手打ちでチュウリップ(玉が入賞穴に入るとチュウリップが開き次の玉がすぐに入賞して閉じる)付きの台、やがて玉打ちは電動式になり、入賞穴もチュウリップ以外にいろんな仕掛け(当初の機械式から次第に電気式で作動するもの変化)のものが出て来て、その後に今日の大当たりで一気に一定量の出玉が出るヒーバー台へと変貌してきました。
これらに応じてパチンコの勝ち方も変えねばならず苦闘しました。

一発一発手打ちの台で勝つには頭ではなく、腕が要りました。左手で打つ玉を流し入れ(これはまもなく自動になった)、右手でハンドルを打ち、同じ位置に落せるような技術が要るのです。この技術さえ身につけていれば、多く入賞穴に入る位置はすぐ掴めます。後は時間の経過と共に出玉は増えてきます。幸い私は、小学生からの友人の父がパチンコ店経営をしていたので、中学・高校時代はろくに勉強もしないで通い詰め、無料で打たせてもらっていた(勿論出玉を出しても儲けもなし)のでこの技術は抜群になっていました。
このころ。一点目指して流暢に打てる人は1店に1〜3人程度の状態でした。ただ、このころは1台の出玉量は制限されていて打ち止め(終了台)になり、次の台に移ることを強制されます。また、毎日勝っている者はプロと看做され夕方4時〜5時になると店から出て行かねばなりませんでした。この時代に稼ぐ最も良い打ち方は、1台終了するとその店の残りの良い台を見つけ出すのではなく、直ちに次の新しい店に移って終了台(終了すると打ち止めの札が付き空き台となっている)を開放してもらって打つことでした。



断っておきますが、当時の私の腕では、終了しても同じ店の残りの台から、再び終了する台を見つけ出すことは、それほど困難ではなく、事実、同じ店で何台も終了させてもいました。しかしこれを続けるとプロと看做され、その店で遊戯しづらくなるのです。1日で5〜6台を終了させる最良(最短時間)の方法は次々と店を渡り歩いて開放台を打つことでした。
開放は原則として素人に限られていたので、その対応策として、京都市内のお店で顔を覚えられると郊外、やがて大阪・神戸……と足を延ばして新しいお店を次々渡り歩きました。戦場は主に西日本でしたが各県の県庁所在地の駅前を草刈り場のターゲットに放浪して回りました。
パチンコ店の店員に素人と認識してもらうため、ジャンバー姿ではなく、スーツにカバンを持ち歩き、いかにもサラリーマンといった風体でパチンコ店行脚をしていたわけです。このころは、後に述べる黄金期に比べれば稼ぎはたいしたことはなかったのですが、それでも貯金通帳の金額は日毎に増えていきました。

しかし、この順調な時代もやがて陰りが射し始めました。
玉打ちが電動式になったのです。玉を親指で弾く必要がなく、ダイヤルをもってさえいれば玉が自動的に跳んでくれるのです。楽なこと、このうえないのですが、私にとっては受難の始まりです。
何故かというと、玉を一点に弾く腕の能力が発揮できなくなったのです。素人でも女性でも私と互角に玉打ちができるのです。
台の選択は今まで同様終了台漁りで良かったのですが、玉の弾き方の優劣の差がなくなった分、成績は下方修正を余儀なくされました。折しも運悪くこのころになると、近畿圏・西日本の国鉄(JR)主要駅前繁華街の大半のお店ではプロとして顔が知れ渡るようになってしまい、終了台の開放が思うにまかせなくなってきました。生活費程度の稼ぎはありましたが、貯金通帳の金額増額はピタリと止まってしまいました。
ここまでが私の放浪の時代です。



このブログの題名の「放浪記」とはまさにこのころ迄の事なのです。ホテルに泊まりながら駅前繁華街のパチンコ店を渡り歩き、次々と終了台のみを開放してもらって打ちまくっていたのです。
終了台を開放してもらってもそれらの全部の台を終了できた訳ではなかったのですが、約6〜7割方は終了させていました。このころのことを思い出すと、儲け(電動式が現れる迄の話)の方は、人並み(プロとしての)で、それほど誇れる金額ではなかったのですが、それよりも、「出玉・稼ぎ高競争、超プロやゴト師(不正な手段で出玉を操作する人)との出会い、女性プロとの出会い、プロ同士の玉や台の横流し、バカ勝ち後の豪遊や屋台での飲み明かし、些細なことでの喧嘩等々…」いろんなことに遭遇しました。まさに悲喜こもごもで、私の人生で最も思いで深い時代でした。

これら放浪時代のことを小説風に書けば何冊も書ける気もしますが、私にはそのような文筆能力もなく、今後折りに触れ簡単に紹介するに止めます。
時は移り、やがて開放台を求めての放浪の旅はしなくてもよい時代になってきました。IC基盤によって大当たり(一気に一定量の玉が出る)が決まるヒーバー台が登場したのです。この台の出現は私のパチプロとしての大きな画期となりました。真のパチプロへの開眼です。
これらに関しては次回以降にてお話します。




2007年09月20日(Thu)▲ページの先頭へ
パチンコは本当に勝てるのでしょうか


私が住んでいる京都市内でも広い駐車場付きで大きな建物のパチンコ店が次々に新規開店しています。覗いてみるとお客で一杯です。土日曜ならともかく平日でも同様です。
パチンコ一筋30余年の私でも驚いています。
昔よりも一段とパチンコ人口が増えているように思えます。最近の傾向として女性が増え、また年金暮らしのお年寄りも増えています。
しかし、私が本当に驚いていることは、このパチンコ人口の増加ではありません。それは、殆どの人達がトータルで負けているのに、こんなに夢中になることです。勝っている人でも少額にすぎません。
それでも皆さんパチンコ店に毎日足を運ぶのです。
素人的な発想で驚いているのではありません。私もギャンブラーです。大当たりが連チャンで掛かったときの興奮は例えようもありません。勝った翌日は行きたくなるのは当然として、負けても悔しくて行きたくなる気持ちも十分理解しています。しかし、負けが数カ月や1〜2年も続けば、「いい加減気付つかれてはどうですか」と言いたくなるのです。



しかし、無理な注文なんですね。
私のように毎日パチンコ店に通っている者にはいろんな友達ができ休憩時間には、パチンコ地獄に嵌まった人々の話を度々聞きます。サラ金に何百万円も借金を作ってしまった人、長年勤めて貰った退職金を全部つぎ込んだ人、夫の退職金を内緒で使ってしまい夫にパレることに戦々恐々としている人など様々です。負けた額も半端ではありません。
もっとひどい話になると、これからの老後の生活の糧である年金を質入れ(法的には禁止されています。ヤミ金にて)して使い果たし途方に暮れている老人も何人もいます。ホームレスになった人、自殺した人も知っています。
パチンコでは、このように多くの人がトータルでは負けています。
考えても見て下さい。パチンコ店を運営するには、土地代(駐車場付きなら尚大変です)、建物代、玉代、パチンコ台と玉を流す機械代、人件費、そしてお店の利益・税金・政治献金、等々……ちょっと考えただけでも相当なお金がかかってしまいます。それらを総てお客から吸い上げたお金でまかなっているのです。古典的経済学でいえば、パチンコ店は何も生産せず、毎日、毎日、お金がどんどん経費として消えてしまう商売なのです(もっとも近代経済学でいえば「ヒーバーしたときの楽しさ、安らぎ、憩いのひととき」といった効用を生産しているとも言えますが)。

パチンコ環境はこんなに厳しいものですが、では実際に「勝つ」ことができるのでしょうか。
念をおしておきますが、パチンカーが「勝つ」とはトータルで勝つ、最低でも月30万円(=家族を養う最低金額 ※最後に解説)以上年を通じて勝つということであり、新装開店時の数カ月勝ったとか、運がついている月に勝ったとかの話ではありません。時には勝つのはどんなに下手な人でも当たり前の話で、それは店側がそうなるように設定しているから、そうなるのです。時には勝たせなければパチンコする人などいなくなってしまうではないですか。



このように厳しいパチンコ環境で、安定的に勝つ打ち方はあるのでしょうか。あることはあるですが、楽して即ガバガバ稼げるといったものではありません。朝10時から夜11時までビッシリ打って月30〜50万円がやっとといった程度です。。
と言って、パチンコ雑誌で紹介されている○○攻略法などではありません。そんなものは一切信じていません。
普通の打ち方(変則打ち等をしないこと)では、おそらく私の打ち方が唯一の勝つ方法でしょう。
私は市内の○○大学のパチンコ研究会、同好会などで講演を依頼されますが、私の打ち方の理論を話すと「なるほど、そうだったのか」の全員驚きながらも納得されます。
もっとも、私の打ち方をその店のお客全員が実行したら、勝てなくなります。パチンコは生産活動してないので総枠は増えず「誰かの得は誰かの損」で成り立っているゼロサムゲームなのです。しかもお店側は常に(毎日)勝っているのですから、「誰かさんと誰かさんと……の損で、やっと1人得」しか存在しえないのです。極く少数派の打ち方でなければ勝てないようなシステムになっているのです。
しかしながら、現状では私のような打ち方をしている人は、1〜3のお店で1人いるかいないかです。



※家族を養う最低金額の月収30万円についての解説
パチンカーには、ボーナスも失業保険も退職金も年金もありません。これを考慮すれば月収30万円といってもサラリーマンの月収20万円位に相当します。家族持ちで、家賃(持ち家ならローン支払い金額)、食費、被服費、教育費など総計すれば、月収20万円ではそれこそギリギリの最低限の生活しかできません。分かり易い例をあげれば、生活保護世帯(家族世帯)だって、これ以上の金額をもらっているのですよ。
自称「パチプロ」を自認する多くの皆さん、ここのところをよ〜く考えて下さい。毎日パチンコを打って、月収30万円も稼げないようでは、国が保障する最低限度の生活水準すら家族に与えてないことになるのです。仮病をつかって生活保護を受けるか(違法ですよ)、パチンコから早く足を洗うことをお勧めします。


   


私(不動 忠)は30数年もパチンコ一筋で暮らしてきて(滅多にいません)、パチプロ集団「鉄心」を主宰しています。
パチンコ界では、安定的に稼いでいくことは容易ではありません。ほとんどの人がトータルでは僅かな稼ぎか負けています。
パチンコ界で、真のプロとして生きている人は、数える程しか居ません。
皆さんにこの現実を知ってもらって、深入りしすることのないように、また若い人が安易にパチプロを目指すことを少しでも躊躇してもらうため、このブログを書き、公表することを決めました。


パチンコ必勝法については、ホームページやブログで、多数主張されています。
そのほとんどは、攻略法を販売する営利目的でページを公開しています。
ですが、ある方法で打てば即ガバガバ稼げるといった夢のような方法などありません。
私のこのブログは、「パチプロの厳しい実態と、本物のパチプロがどのような方法で稼いでいるのか」の、2つの公開を目的(非営利目的)としています。
尚、このブログで、「こんなことを書いて欲しい、教えて欲しい」の希望があれば、連絡ください。なるべく希望にそった記事を書きたいと思っています。
尚、筆者の個人的メールは下記の通りです(ウエブ上のメールです)。
salon777@mail.goo.ne.jp

カレンダ
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